概要
ATSプラグインは、自動列車停止装置(ATS)をTCMBに追加するプラグインです。
何れの地上子も、向きが車両の向きと一致している場合にのみ反応し、また/kill @eでも消えないように設計されています。
撤去時は、地上設備撤去アイテムで撤去することが可能です。
1. ATS速度照査機能
所定の地上子を設置することによって、速度照査を行い、一定の速度を超えていた場合に自動的にブレーキまたは非常ブレーキをかける事ができます。
2. ATS-Sm型過走防護機能
ロング地上子と直下地上子を設置することで、ATS-Sx系統と同様の過走防護を行えます。
ロング地上子を踏んだのち5秒間のタイマーとアラームが開始する為、5秒以内に確認ボタンアイテムをクリックすると、運転手の自主的な操作により停止させることが可能です。
5秒以内に確認ボタンが押されなかった場合は、自動的に非常ブレーキで停車します。
直下地上子は設置しなくても動作しますが、ATS-Sと同様の状態となり確認扱いしたのちに暴走した場合にストッパーがなくなる為お勧めしません。
紹介動画
規約
- ATSプラグインは、TCMB Standard License Ver1.1でライセンスされています。
- 本ソフトウェアの利用はTCMB Standard License Ver1.1に準拠する必要があります。
- 本規約、適応するライセンス、ライセンスのバージョンは利用者に無断で変更される場合があります。
但し既にダウンロードされたものについて変更を強制するものではありません。
- 本ソフトウェアをダウンロードした時点でライセンスへ従うことに同意したものとみなします。
制定 2023年2月5日
導入方法
このプラグインは、TCMB制御システム Ver1.0.0以上が必要です。
またある程度の高速域になると、地上子を確実にふめない場合があります。地上子を数ブロック連続で置いておくと確実に停止できます。
また、地上子が回転しない等不具合がある場合は、一度ワールドを開きなおしてみると改善する場合があるようです。
まず最初に、/function ats_startとチャット欄に入力し実行して初期設定を行う必要があります。
1. ATS速度照査機能
照査を行いたい場所の20ブロック手前に"ATS速度照査地上子"を設置し、"地上設備数値加算"のアイテムを使って照査速度を設定します。
その速度を超えていた場合に、常用最大ブレーキがかかります。
また設置する地上子をATS速度照査地上子(絶対停止)に変えると、速度超過時に非常ブレーキがかかります。
2. ATS-Sm型過走防護機能
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駅のホームの数十メートル~数百メートル手前に"ATSロング地上子"を設置します。
この地上子の直上を通過したときに、ATSアラームが鳴り始め、確認扱いまでの5秒タイマーが車上で開始されます。
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はみ出てはいけないところの20m手前に"ATS直下地上子"を設置します。この地上子の直上を確認扱いした状態で通過すると、非常ブレーキがかかります。
変更履歴
Ver 1.0.2
ライセンスをTCMB Standard License Ver1.1に変更しました。また、連結プラグインの使用に対応しました。
Ver 1.0.1
地上子に反応する範囲を、直上だけでなく半径2mまで広げました。これにより100km/h程度までは安定的に地上子に反応するようになりました。